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Internet Explorerの思い出

かっくん / iOS Developer

とうとうInternet Explorerが終了したらしい。(以下IE)  
IEとは小学生の頃に父親が買ったノートパソコン(NEC、Windows 95)で初めて出会った。
当時は光回線なんてなかったので電話回線でインターネットをしていた。
インターネットに繋がる時になんとも言い表せない音を覚えている人も多いと思う。(ピーガシャンガシャン...)
とはいえ小学生でインターネットを見て何をしていたかなんて正直よく覚えていない。(もう25年ぐらい前なのか...)
それでもYahoo! Japanのカテゴリーを漁ったり、Geocitiesで作られたホームページをたくさん見た。
電話回線でのインターネットの接続時間は都度電話料金がかかるので、当時の我が家のルールで1日10分ぐらいの制限があった。
いかに自分が欲しい情報に素早くアクセスできるかが勝負だった。
タイピングはチャットで覚えた。
特定の知り合いがいたわけじゃないけど、同学年ぐらいで同じ趣味を持っている人が集まってそうなルームに入って適当にカキコしていた。(Ajaxなんてなかったので一定時間経ったらリロードされるやつ。タイミングによっては話題に乗り遅れるのでCtrl+Rで手動リロードを何度もした)

iモードの不具合からHTMLを学んだ

時代が進むとWindowsやIEのバージョンも上がり、自分の年齢も上がっていった。
電話回線だったのがISDNになり、ADSLになった。
中学生の時にiモードの携帯電話を持たせてもらった。(D502i)
インターネットの情報で /blockquote> みたいなテキストをiモードのメールに入れると、メールのテキストに装飾できるという不具合があり、周りの誰よりも早くデコメを作って送っていた。
フォントサイズを変えたり、テキストの色を変えたり、点滅する文字や横に流れる文字を作って遊んでいた。
後にこれがHTMLだったということを知り、ホームページを作る技術にも利用できるということを知った。
PCではCSSを使えば文書と見た目を分離できるらしいと知り、父親が持っていたPhotoshop(簡易版)でデザインを作って自分でHTMLやCSSをコーディングしていた。
当時はいかに複雑なホームページを、HTMLやCSSだけで再現できるかに熱中していた。
ホームページの中身(コンテンツ)には全く興味を持たず、表現手法の方にだけ探究心を持っていた。
色は16進数で表現できることを知った。
GIFでは色の表現が乏しい代わりにアニメーションができること、JPEGは色の表現が豊かだけど細かいところが荒いこと、PNGは画像を綺麗に表現できてとても素晴らしいのに対応しているブラウザが少ないことを知った。
透過GIFでスペースを作ったりしたし、tableタグでレイアウトを頑張って組んだりした。
文字コードというものがあり、一つのHTMLの作り方次第ではブラウザや環境によっては文字化けしてしまうということを知った。(当時の携帯電話はShift-JISが主流、今はUTF-8)

ブラウザ戦争

GoogleがGoogle Mapを発表した時に衝撃を受けたのを覚えている。(2005年のことらしい
インターネットではこんなことができるのか!
FlashやActiveXを使えば可能だったような表現が、プラグインも不要で実現されていることにとても驚いた。
そこにはAjaxという技術が使われているらしいと知った。
少し勉強してみると、とても不思議な世界が広がっていた。
当時もIEの他にもFirefoxやOpera辺りは割と使われていたような気がするが、それらのブラウザ毎にAjaxの書き方が異なるのだ。
とても大変だと思った。
そこに現れたのがjQuery。(2006年ぐらい。prototype.jsというのもあったけど僕はあまりお世話にならなかった)
jQeuryの$を使うだけで何も考えずにAjaxできた。
僕はDOMはjQueryの後で覚えた。プログラミングをちゃんと勉強してなかったのでその方が直感的だったのだ。(CSSのセレクターで色々できて便利だった)
その後ぐらいにGoogle Chromeが発表された。軽さに感動した。(2008年
何よりChromeは思った通りに開発ができた。
Chromeでは問題なく動くものが、IEでは動かないということが増えた。
これまではずっとIEを使っていたにも関わらず、段々とIEから離れていった。
IEは動作確認のためのブラウザになった。
世の中的にもIEへのヘイトが溜まっていったし、実際僕も嫌いになっていった。
その辺りから僕はiPhone用のアプリを開発するようになり、メインのパソコンがWindowsからMacに移っていった。
たまにWindowsに触れる機会があったとしても、そこにはIEの姿はなくEdgeという新しいブラウザが存在していた。
気づいた時にはもう会えない存在になっていた。

まとめ

思えばIEと付き合っていたのはたかだか十数年程度なんだけど、思春期には自分と世界を繋げてくれた存在だったなぁと振り返ってみると思う。
あんなにお世話になったのに嫌いになって離れてしまうのも今思うとなんだか悲しいね。
ありがとうInternet Explorer。
R.I.P.

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