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# TypeがApp StoreのApp of the dayに掲載されるまで

初めまして。Timers inc.でiOSエンジニアをしている植岡と申します。
TwitterGithubQiitaはそれぞれfromkkでやってますのでよかったらフォローなどして頂ければと思います。
会社とは別に個人的にも趣味でiOSアプリを開発したりしているのですが、今日App Storeを見てみると# TypeというアプリがApp of the dayに掲載されていました🎉
とはいえ実はいつかは掲載される事はなんとなく分かっていました。ここではどういう経緯で掲載される様になったのかご紹介出来ればと思います。

違和感のあるメール

WWDCから帰って勉強会の準備でバタバタしていた6/12(火)にApp Store: Promotional artwork request for # Typeという件名のメールが届きました。
Appleから受け取るメールといえばこちらから審査に提出する以外では新製品の宣伝かファイナンス系の報告などが主です。
特に審査には出したりしていなかったので「何だろう🤔」と思って内容を見てみるとこういう内容でした。

内容は要約すると、

- 紹介するか確約は出来ないけどTodayタブ用のアートワークちょうだい
- iPhone Xのスクショも無いから上げてね
- 利用する画像の著作権は確認してね

みたいな感じです。
App Store Connectを覗きに行くと見た事の無いPromotional Artリンクが出現していました。

中身は

5つの異なるサイズの画像をアップロードする為のフォームが用意されています。
注意しないといけないのは全てPhotoshop形式という事です。
TypeのUI関連全てSketchで作っており、Adobeは既に解約済みだったのでトライアルも使えずこの為だけに再度契約する事になりました(笑)

Promotional Artの作成

前述したように普段のiOSアプリやウェブのデザインには全てSketchを利用していました。

本当に作っていたのはたったこれだけでした(スクショ用のSketchファイルは別にありますが)。なのに5つのシチュエーションに合わせたデザイン素材を作らないといけませんでした。。WWDC After Partyの発表準備やイベント開催もしながら誰にも言えずにデザイン素材を作らないといけないのが結構精神的にしんどかったです。しかもAppleへの提出期限が1週間しか無く本当に締め切りギリギリで提出しました。知人にこの辺りを手伝ってくれるデザイナーがいたら良いのになぁと思いました。最終的にはこちらのカバー画像にある様に、Appleの方に良い感じで加工してもらえて有難かったです。

なかなか掲載されない日々

アートワークの提出は完了したので一安心していたのですがなかなかApp Storeには掲載されませんでした。それこそ1ヶ月に渡って毎日App StoreのTodayタブを覗き続ける日々です。そんなある日、自分のアプリを触っているとバグを発見しました。「もし今掲載されてもこのバグがある状態でたくさんの人に触ってもらうのは申し訳ないな」と思って修正する事を決めました。また、Promotional Artのリクエスト時に「iPhone Xのスクショが足りない」と言われていた事を思い出しついでに足す事にしました。

突然通らなくなった審査

これまでは比較的サクッと審査には通っていました。しかし、今回審査に出してみると3度もリジェクトされました。内容としては有料の定期購読機能に関するUIの不足です。説明としては足りているはずだったんですが、有料の申し込みをする画面で契約に関する詳細が1画面に表示されていなかった事が原因だった様です。バグ修正はたった1行足すだけだったのに、リジェクトへの対応でかなり大規模な修正になってしまいました。。とは言え、この対応のお陰で汚かったコードがリファクタされた部分もあったのである意味よかったなと感じました。
そんなこんなで一昨日(7/14)の昼に審査に提出し、昨晩(7/15)審査が通りました🎉

からの突然の掲載

今朝(7/16)日課の様にApp Storeを見に行くと見慣れたアプリが掲載されていることに気が付きました😳

大興奮でそのままツイートしてしまいました。
また、先ほど見たら「仕事効率化」カテゴリーで30位に入っていました。

普段のDL数は日次で10前後をうろうろしているのに突然7/15に900越えてる辺り異常さが分かるかと思います。

まとめ

個人アプリを開発している中で、大事にしている事がいくつかあります。開発するアプリは自分が欲しいと思うアプリである事他人の声は聞きすぎない事マネタイズに執着しない事なるべく新しい技術に挑戦する事です。
結果は後からついてくると信じてなるべく自分の思う通りのアプリを実現する事を目指していました。その結果の一つとして現れたのが今回のApp of the dayへの掲載に繋がったと思います。
個人アプリ開発者でもやれば出来ると少しは夢が見せられればこのノートを書いた甲斐があるかなと思います。# Typeにもまだまだ足したい機能は沢山あるのでこれからも驕らずに少しずつ頑張りたいと思います。

#type #個人開発 #appstore #appoftheday #フィーチャー掲載 #iosアプリ

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