自己表現の手段
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自己表現の手段

 学生の頃夢中になったブレイクダンス(Breakin', B-Boying)は自分を表現するという行為そのものだった。どういうスタイルが好きなのか、どういう事が出来るのか、その場所や音楽に合わせて自分をどうやって相手に知らせるのか。ただ、すごいだけじゃない奥深さの虜になった。

一撃

 2000年代に世界で活躍していたブレイクダンスチームで一撃というチームがあった。その中にいたプリンスさんは3Dアニメーションを学び、動画を編集するスキルを身につけてチームや個人のDVDを販売していた。ダンスというスキルと映像制作のスキルの掛け合わせだった。その中のインタビューで「ダンスも3Dアニメーションも自己表現」という事を語っていた。この一言にはっとした。僕は当時ダンス意外にもHTMLやPhotoshop, Illustratorにもハマっていた。既に自己表現ができる手段を持っていた。ただ、自分でそれを自己表現だと自覚していなかった。この一言があってから世界の見え方が変わった。

さまざまな表現方法

 世の中にはこれら以外にも沢山の表現方法がある。絵を描いたり、写真を撮ったり、音楽を奏でたり、料理をしたり、ブログを書いたり、YouTuberになったり。また、話し方や歩き方、椅子に座る姿勢なども自己表現と言えると思う。その人独特の癖が出ることでなんとなく人を知ることが出来る。

プログラミングも自己表現

 今生業にしているプログラミングも自己表現だと思っている。頭の中で考えた設計を実装に落とし込んで、社内でレビューをしてもらい、製品として出荷される。自分はこう思っている、これが最適だと思っているという意思表示をしてそれがユーザーに届いて使ってもらえる。自己表現できてると実感できる。

 社会人になってから全然踊らなくなってしまったけど、それでも楽しく過ごしてこれたのは、自分を表現する手段を別に見つけたからだ。今後、もしプログラミングをしなくなったとしても、何かしらの表現は続けることになると思う。こういう視点を持つと自分の判断基準として好き・嫌い、やりたい・やりたくない、ではなく「自分らしい表現ができるか」「それを手に入れて表現の幅が広がるか」といった視点で判断することができるようになる。嫌いでやりたくない事でも、明らかに将来の自分の役に立つ事なら率先してできるようになる。今出来ることだけをし続けるより、色々できるようになって表現できるようになると人生はきっと楽しくなる。

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