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やさしいiOSエンジニアを目指す

世の中にはたくさんの強いエンジニアがいます。プログラマーとして働き出してもう13年が経過しましたが、正直ぼくはそういった強い人たちに比べたら全然強くありません。数学は学生のころからとても苦手で高校では文系に進んだり、大学でも情報系が学べる学部に進みました(とても基礎的な内容のみ)。なのでたまに図形描画系の仕事をする程度でさえとても苦労します。効率のいいアルゴリズムなんかも全然知りません。ただ、自分でいうのもアレですがこれまでに作ったアプリは割と使いやすいんじゃないかなと思います。note のiOSアプリも入社時には2.5程度の評価でしたが、今は4.5まであがってきました。

また、これまでに何度か勉強会やカンファレンスで登壇してきましたが、そこでも難しい内容の発表はせず、UIやテストに関する内容が多いなぁという気がします。

こうやってみると自分の興味の偏りが見えてきますね。僕は最新の技術やアーキテクチャ、ライブラリ自体にはそこまで興味がなかったりします。なので最近流行のFlutterやTCAなんかも全然やってません。ただ、使いやすいアプリはどうしたらいいかなーというのを試行錯誤してきたような気がします。直近の興味はアクセシビリティのカイゼンです。技術力として尖ってるわけではないけど、色んな人に使いやすいと思ってもらえるアプリやサービスを作ったり考えたりするエンジニアのことを勝手にやさしいエンジニアと名付けます。そういったエンジニアを目指す人がいてもいいんじゃないかなぁと思いました。

やさしいエンジニアとは

上記にも少し挙げましたがこんなことをやさしいエンジニアの例を他にも考えてみました。

・読みやすいコードが書ける(レビュワーや後でコードを見る人にやさしい)
・的確な指摘ができる(レビュイーにやさしい)
・誰にでも使いやすいアプリ、サービスを作る、考える(使う人にやさしい)
・無駄のないコードを実装できる(CPU、メモリー、ディスク、ネットワークにやさしい)
・残業せずになるべく早く業務を終える(自分や家族にやさしい)

こういうことを実現できると結局強い人は大概やさしいというような気もしてしまいますが、意識する方向として強さより優しさを追求していくのもいいんじゃないかなと思ったので雑に書いてみました。

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