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noteに入社して1年間経ったので振り返る

ちょうど昨年の5月に入社して、そこから丸1年が経過しました。

率直な感想としては長かったようなあっという間だったようなふわふわした感じです。アプリとしては着実に進化しているとは思っていますが、まだまだご利用頂いてる方々にはご不便を感じる点もあるかと思います。何かnoteのiOSアプリで気になる点がある方は是非リクエストを送信して頂ければ嬉しいです。

できたこと

エディタのリニューアル
まず、テキストエディタを作り直すことができました。これによってアプリから外部URLを記事内に埋め込むことができるようになったり、ファイルをアップロードすることができるようになりました。また、最近では見出し画像にCanvaが利用できるようになったりと着実と進化を遂げています。

ウェブの方ではV4エディタというプロジェクトが進んでおり、アプリとしてもこの追従を対応する必要があり、引き続き書きやすいエディタの開発を頑張ります。他にもつぶやきのエディタと音声記事のエディタのリニューアルを担当しました。
iPad対応
もともとnoteのiOSアプリはiPhoneのみの対応でしたがiPadにも対応することができました。入社した時にはAuto Layoutにすら対応されてない画面が多く、各画面をリニューアルしながらAuto Layout化を進めて、AppDelegateに書いてある処理をSceneDelegateに移すリファクタリングを進め、複数ウィンドウを表示している場合にスキやフォローを同期させたりと、かなりやることが多かったプロジェクトですが、なんとかリリースができてよかったです。

ウェブ側で進んでいる機能の追従対応
弊社は基本的にウェブ側のnoteでカイゼンがどんどん進んでいくのでモバイルアプリはその中でアプリにもあると良さそうなものをピックアップして実装を入れています。入社してすぐ任されたものとしてはスキやフォローをした時に表示されるポップアップの表示対応でした。他にもバッジを獲得した時のモーダルを表示したり、みんなのフォトギャラリーに世界の美術館を追加したりと追従対応も進めています。細かいところだと、画像をみんなのフォトギャラリーに登録できる機能を追加したり、リアクションを設定できるようにしたりと1年前には無かった機能を続々と入れています。

アプリ独自機能
中にはiOSアプリ独自で実装している機能があります。大きなもので言うとみつけるタブです。もともとアプリには記事の検索機能はありましたが、いい記事に出会うための機能がありませんでした。そこでウェブではサイドバーや差し込みで表示される機能をまとめたみつけるという機能を実装するといいんじゃないかということで実装してみました。また、気付いている人は少ないかもしれませんが、アプリのアイコンを長押しすると記事作成や記事の下書き一覧画面マイページに遷移できるショートカット機能があったり、iOS 14から提供されたウィジェットに対応したりしました。実は初期リリース以降もいくつかウィジェットの機能が増えたりしています。

できなかったこと

noteのiOSアプリには記事やマガジン、サークルへの課金機能がありません。何故これが進展しないのかというと、noteの記事やマガジンはデジタルデータとして扱われてしまい、AppleやGoogleのアプリ内課金機能を利用する必要があります。そこでネックになるのがnoteの独自仕様です。クリエイターは記事やマガジンにある程度好きな値段を設定することが可能なので、AppleやGoogleのアプリ内課金だけで完結させることが難しいのです。noteのアプリチームではこの課題を最重要課題として設定しているので、いつになるかは明言はできませんがなるべく早く倒したいと思っています。noteのモバイルアプリをより良くしていくことに興味がある人は是非お声がけください。

まとめ

入社してから1年間でおおまかにやったことを振り返りました。今後は大ボスである課金機能を倒したり、既に告知されているDM機能に対応したりとやることは盛り沢山です。引き続きnoteのiOSアプリをよろしくお願いします。

P.S.

入社する直前に初めての緊急事態宣言が出たり、会社ではフレキシブル出社制度が始まったりしたので、基本的に在宅ワークで働いています。1年間過ごしてみて家のワークスペースに課題が出てきたので、今は引っ越しを検討したりしています。この辺りのことについてもおいおい記事にできたらなと思っています。

#note  #ios #app #振り返り #throwback

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