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#WWDC20 の感想

日本時間で昨日の12時ごろ(現地時間の金曜日の20時ごろ)にこちらの動画が投稿されて今年のWWDCが幕を閉じました。

今年のWWDCは例年より少し遅く開催されました(例年は6月の1〜2週目が多い)。その2週間程度の間にbeta版の品質を向上したり動画を撮影・編集したり、動画の字幕やコード、サンプルコードを用意したりと様々な対応が急ピッチで動いたのではないかと予想しています。そんな中で初めてのフルオンラインのWWDCでしたが、感想としてはとてもよかったと思います。

よかったところ

動画のクオリティが高い
初日のKeynote, Platforms state of the unionから各セッションの動画の品質がとても高かったです。普通にSteve Jobsシアターでいつも通り配信されるのかと思っていたので、随分と期待を超えてきましたね。
Keynoteで日本語字幕
通常日本語字幕は数ヶ月程度時間が経たないと入らないのですが、今回はKeynoteから入ってきましたね。他にも時間が経つにつれてセッションの動画のタイトルや説明文が日本語に変わっていき、日本への対応の力の入れ方も感じました。
Developer.appで字幕とコードがコピーできる
これは記事を書く上で個人的に助かったことなのですが、コピーできることで翻訳なども一度翻訳サービスなどを通すことができたので動画を見ながら日本語を見ながら新しい情報をキャッチアップしていくことができました(まれにうまく表示されない字幕もあったのでその辺りは改善希望)。

動画の時間が短いものが多い
動画のクオリティの高さと動画の短さが相まってYouTubeで動画を見ているぐらいの感覚で楽しく動画を閲覧することができました。
セッション担当者の個性
各セッションにはテーブルの上にアイテムが置かれているものが多く、きっと担当者の趣味のものなどが置かれているんだろうなと思いました。音が鳴るMacの模型があったりととてもユニークで良いなと思いました。

改善してほしいところ

時差問題
こればっかりはどうしようもないとは思うのですが...毎日深夜2時から注目するのは体力的にもしんどいので僕は初日のみ深夜2時から見て、残りの日は業務時間中になるべく見るようにしていました。(業務時間外とかも気になるのは見たりしています)
forumやLabsのハードル
これは現地を経験してるが故かもしれないですが、現地に行くと基本的に業務のことはほとんど忘れてWWDCやbetaの環境に集中しているので、割とLabsに行くネタが出てきたりするんですよね。今年は業務をしながら、しかもLabsは深夜ということで心理的障壁が高かったように思います。
User Interface Labsがなかった
毎年予約殺到のLabsだったのですが今年はなかったですよね?自分(達)のアプリをHIGにベースにAppleのデザイナーに見てもらえる機会なので来年以降は是非復活して欲しいなと思いました。

今後について

 ということで今年のWWDCは初めてのフルオンライン実施ということでしたが、大成功だったのではないでしょうか?今後のオンラインカンファレンスのベースにもなりそうだなと感じました(これがベースだとハードル高過ぎますが...)。個人的に危惧していることとして、コロナが収束したとしても来年以降もオンラインでいくのではないか?ということです。個人的にWWDCは海外に行くいい機会だったし、世界中からエンジニアが集まる機会はなかなか無いので毎年フルオンライン実施になってしまうと、こういった機会が失われてしまうのは寂しさもあります。来年以降のWWDCがどうなるかはまだ分からないですが、現地でも各地域でも満足のできるカンファレンスを作り上げて欲しいなと勝手に期待しておきます。

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そういえばWWDCのページにいくと上記のようなバナーが表示されており、クリックするとアンケートが表示されますのでお時間のある方は答えておきましょうね。

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